住宅情報コラム

「家事シェアハウス」
家事をシェアしてハッピーに。

「家事シェアハウス」
家事をシェアしてハッピーに。

ダイワハウス

2020年06月01日

ダイワハウス

家族に思いやりと心のゆとりが生まれる 家事シェアのすすめ 

あなたのご家庭では、家事は誰が行っていますか。共働きのご家庭が増えるにしたがって、「家事を分担している」「手伝っている」という男性も増えているようですが、家事の中心を担っているのは、やはり妻というケースが多いようです。

家の中には無数の家事が存在します。掃除、洗濯、料理以外にも、「使用済みのティッシュの箱を畳む」「出しっぱなしのものを元の場所に戻す」「ごみを集める」「買ってきた日用品を納戸にしまう」など、いわば「名もなき家事」は枚挙に暇がありません。これら一つひとつは些細なことでも、一人に集中すると大きな心の負担になってしまいます。

ダイワハウスでは、共働きの女性社員が中心となり、住まいの工夫によって家事ストレスを軽減する方法を考えました。そこで生まれたのが『家事シェアハウス』です。家事を“分担”するのではなく、名もなき家事も含めてまるごと“シェア”しようという考え方です。家族みんなが自然に家事に取り組めるよう、動線や設備に工夫をしています。

家事のほとんどは「マイナスをゼロに戻す」こと

家事の80%は、マイナスをゼロに戻す作業だと言われています。汚れたものを元に戻す。使ったものを元の場所に戻す。要らないものを処分する。散らかったものを片付ける。こうした地道な作業は、一つひとつはささいな事でも、毎日のこととなると実に大変な手間がかかるもの。

食器洗い乾燥機やロボット掃除機などの便利な機械を取り入れて、作業時間を短縮しているご家族も多いでしょう。ユニットバスや洗面化粧台などの住宅設備は年々お手入れしやすくなり、昔に比べるとお掃除の時間や手間はぐんと減っているはずです。ところが、単純に家事の時間を短縮できれば心の負担が減るのかといえば、どうやらそうではないようです。

家事について家族みんなで意識することが、心の負担の減少につながると考えられます。たとえ家事にかける時間の長さが平等でなくても、自分以外の家族が行っている家事に無関心にならず、「これをやっておいたよ」「ありがとう」「こうすればもっと上手くできるよ」などと会話できる関係でいることが大切なのかもしれません。
家事を通して家族への思いやりや感謝の気持ちを育み、家族の楽しいコミュニケーションのきっかけにできればベストですね。